こんにちは。
これで三つ目です。やっとゼータ関数の話に入っていきます。
使っている教科書

The Riemann Zeta-Function: Theory and Applications (Dover Books on Mathematics)
- 作者: Aleksandar Ivic,Mathematics
- 出版社/メーカー: Dover Publications
- 発売日: 2003/06/16
- メディア: ペーパーバック
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DEFINITION OF 
part1.1で一度書きましたが、複素数の話に脱線したきり書いていなかったのでもう一度定義を確認します。
またpart1.1で少し触れたように、この関数はの範囲で収束します。証明も前回までの内容で簡単にできます。今回は、この関数を最初に研究し始めたと言われるL. Eulerさんによるオイラープロダクトを眺めるところから始めていきます。
素数との関連性
歴史的に、ゼータ関数は素数が含まれた問題を扱うときに有力な道具として用いられることが多かったそうです。その歴史の原点とも言えるのがオイラーによる以下の式です。
いわゆるオイラープロダクト。
右辺の
本当に成り立つのかこれ笑
と、思ってwikiみたらめっちゃ簡単に証明されてました。ここからも素数の個数が無限であることが証明できるとは・・・面白いっすね・・・。気になる人は是非こちらのwikiを参照してください。わかりやすいので多分wikiだけで問題ないです。
オイラー積 - Wikipedia
ここでこの教科書ひとつ目の定理が登場。次の定理によりオイラープロダクトが証明されると書いてあります。wikiとは違うアプローチをしていくみたいですね。
THEOREM 1.1.
を複素数の変数を持つ乗法的関数とし、
を満たすとき以下が成立する。
※正直ちゃんと訳せてる気がしない。"複素数の変数を持つ"というところは"Let
さて、上の定理の言わんとすることを整理していきましょう。
今回はここまで
長くなってきたので、このへんで一回区切ります。
次回はこの定理の証明から始めて、証明が終わるところまで行ければいいかなあと。
なかなか進みませんが、楽しんでるからおっけいです。